2013年08月29日

Ganga.



2011年3月。
意外だとよく言われるけど、この時が僕にとっての最初のインドだった。
喧騒と煙たさと、人の嘘。普段なら楽しむべきこの状況を
僕は悲しい気持ちで味わうことになった。

旅を切り上げる決意のために、ここまで来たのかもしれない。
カトマンズからの36時間という長い移動時間に、不思議と疲れは感じていなかった。
朝焼けの中に、初めて見たガンガ。
無数の生と死を呑みこんでゆっくりと、力強く流れている。
ベナレス。祖国の震災を、この街から想うという旅の経験は
今も僕の精神に特別な影響を与え続けている。

しっかりと、歩いて行かなければならない。


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Posted by Sinh at 09:43│Comments(0)
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